母子分離レッスンの効果

先日の3歳児クラス。
初めての母子分離でした。
親御さんはもちろん、胸がドキドキでしょうが、
講師もやはり緊張する場面でもあります。
（まあ、私はドーンと構えている方だと思うのですが...ハハ）

なかには、まだ3歳に満たないお子さんがいました。
2年間親子レッスンに通っていただいていましたが、
レッスンでは、終始踊るときもお母さんといっしょ。
お母さんのかげに隠れるように、いつも恥ずかしそうにしている
女の子でした。

ところがどうでしょう！！
別れ際泣くかな～なんて思いましたが、泣かない！
すーっと、ブロック遊びに入ってきてくれました。
レッスンが始まると、大きな声で「Red！」。
あんなに大きな声を聞いたのは、初めてでした。
大きな声が出るのね（涙）。

いつもお母さんが一緒だと、うれしくて、はしゃいで
走り回っていることもあった3歳の男の子。
走るどころか、恥ずかしそうにジーッとしていました。
私の言うことを良く聞き、積極的に参加できていました。

初めての母子分離で思ったのは、とにかく子どもの集中力が
違うってこと！！
今回本当にそれを肌で感じました。
お母さんがそばにいると、「親の目」が気になります。
お母さんの気を引こうと思って、甘えが出た結果、はしゃいで
カードに集中しないお子さんも出てきます。

子どもは、頼れるのは自分だけだと思うと、よーく人の話を聞いて
自主的に行動しようとします。
「カバンから○○を出してね。」「クレヨンを片付けてね。」
もちろん、英語で言いますが、ちゃんと理解して行動できます。
自分だけ遅れてはいけないと、それはそれは必死です。
手取り足取りお世話をしてくれるお母さんは、もうそばにはいませんから。

つまり、母子分離は、自分からすすんで英語にかかわっていこうとする
自発性も育てるのですね。
集中力ともあいまって、とてもテンポの良い、いいレッスンが出来ました。
み～んな目を見張る成長ぶりで、涙が出るほど感動しました。

でも、個人差はあります。
泣いたとしても、別れてくれなくても、そのままのお子さんの姿を
あたたかく受け入れてあげましょう。
決してお子さんを責めることなく、自分自身を責めることなく。
まだまだ生まれて3年しかたっていない幼子なんだから、ネ！